最近、なかなか晴れません。天体写真を撮りたいと思っていても、天気が悪かったり、雲が多かったりして、なかなか天体撮影ができない日が続いていました。そんな中、少し時間ができたので、さいたま市大宮区にある「さいたま市宇宙劇場」へ行ってきました。
今回のお目当ては、プラネタリウムで上映されている「UYUNI – 天空の鏡・ウユニ塩湖 -」。南米ボリビアにあるウユニ塩湖は、雨季になると湖面に空や星が映り込み、「天空の鏡」と呼ばれる美しい景色を見ることができる場所です。実際のウユニ塩湖まで行くのはなかなか大変ですが、今回の「UYUNI」では、ウユニ塩湖の星空をプラネタリウムの大きなドームで楽しむことができました。
この記事では、さいたま市宇宙劇場で「UYUNI – 天空の鏡・ウユニ塩湖 -」を実際に観た感想を中心に、プラネタリウムの雰囲気や施設についても紹介します。
「UYUNI – 天空の鏡・ウユニ塩湖 -」を見てきた感想
この番組では、南米ボリビアにあるウユニ塩湖を、8Kフルドーム映像で楽しむことができます。上映時間は、最初に星空オート解説が約20分。その後、番組が約25分あり、合わせて約45分です。
番組では、ウユニ塩湖で夕方から明け方まで固定撮影した映像を、約20分に凝縮して紹介しています。時間とともに変化していく空の色や星空を、じっくり楽しむことができます。実際に鑑賞してまず感じたのは、ウユニ塩湖の映像の美しさです。ウユニ塩湖の広さは、写真や普通の映像だけではなかなかイメージしにくいものですが、ドームいっぱいに映像が広がると、上下左右どこまでも景色が続いているように感じました。
また、ウユニ塩湖は南半球にあるため、日本とは違う星空を楽しむことができます。普段、見慣れた日本の夜空とは異なり、マゼラン星雲や南十字星、コールサック(石炭袋)など、南半球独特の星々が広がる夜空はとても新鮮に感じられました。また、星空に関する解説や流れる音楽も内容の雰囲気にマッチした落ち着いた印象で、さらに映像の世界へ引き込まれます。
映像を観ているうちに、「こんな場所で実際に星空を見てみたい」と思わせてくれる。そんな番組でした。
そもそもウユニ塩湖とは?
ウユニ塩湖について、少し紹介します。ウユニ塩湖は、南米ボリビアにある巨大な塩の大地です。標高は約3,700m。広さは約1万平方キロメートルを超え、世界最大級の塩原として知られています。写真などで見ると、一面真っ白な大地がどこまでも続いているように見えます。まるで雪原のようにも見えますが、そこに広がっているのは雪ではなく、塩です。
ウユニ湖(Google Mapより)
なぜ「天空の鏡」と呼ばれるの?
世界的に知られるようになった大きな理由の一つが、雨季に見られる「天空の鏡」です。雨季になると、塩原の表面に薄く水がたまることがあります。風が弱く水面が静かなときには、空や雲が水面に映り込みます。すると、空と地面の境目が分からなくなり、まるで空の上を歩いているような不思議な景色が広がります。これが、ウユニ塩湖が「天空の鏡」と呼ばれる理由です。

ただし、雨季だからといって必ず「天空の鏡」が見られるわけではありません。雨の量や風の強さなど、いくつもの条件がそろって初めて、あの鏡のような美しい景色に出会うことができます。「天空の鏡を見るぞ」と意気込んでウユニ塩湖へ向かっても、実際に見られるかどうかは運次第。それでも、いくつもの奇跡的な条件が重なり、運さえ味方してくれれば、きっと素晴らしい景色に出会えるはずです。

ウユニ塩湖のような場所は、日本にもあるの?
日本にもウユニ塩湖のような場所があるのをご存じでしょうか。それが、香川県三豊市にある「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」です。約1kmにわたって穏やかな浅瀬が広がるこの海岸では、水面が鏡のように空や人の姿を美しく映し出します。その幻想的な景観から「日本のウユニ塩湖」として親しまれるようになりました。
もちろんウユニ塩湖とは規模も環境も異なりますが、空と水面が溶け合うような美しい光景はどこか重なるものがあります。日本にいながらウユニ塩湖を思わせる雰囲気を味わえるのは、とても魅力的ですね。
父母ヶ浜(Google Mapより)
さいたま市宇宙劇場
今回訪れたのは、さいたま市大宮区にある「さいたま市宇宙劇場」です。星空の解説を楽しめる番組をはじめ、全天周映像を活かした多彩なプログラムが上映されています。特に映像作品では、直径23mもの巨大ドームスクリーンいっぱいに迫力ある映像が広がります。

アクセス
さいたま市宇宙劇場は、JR大宮駅西口から徒歩約5分。JACK大宮の3~5階にあります。駅から近いため、雨の日でも比較的行きやすい施設です。
さいたま市宇宙劇場(Google Mapより)
開館時間と料金
【開館時間】
・平日:9:30~17:30
・土・日・祝日:9:30~19:00
休館日は、毎週水曜日、祝日の翌平日、年末年始などです。ただし、イベントなどによって変更される場合もあるので、出かける前に公式サイトで確認しておいたほうが安心ですね。
【料金】
・大人(高校生以上):620円
・小人(4歳~中学生):310円
・3歳以下:無料

上映までの待ち時間に!
少し早く到着したため、上映までの待ち時間を利用して館内を見学。まずはチケット売り場のある5階へ向かうと、ロビーには宇宙関連のパネルや展示が充実していました。実はここ、地元出身の宇宙飛行士・若田光一さんが名誉館長を務めている施設です。
その後、案内を聞いてプラネタリウムドームのある3階へ移動。落ち着いた雰囲気のロビーで開場を待ってドーム内へ入ることができました。行かれる際は、ぜひ少し早めに訪れて5階・3階の展示スペースもあわせて巡ってみてください。




まとめ:いつか本物のウユニ塩湖へ行ってみたい
プラネタリウムを見終わり、「いつか実際にウユニ塩湖へ行ってみたい!」という思いが一層強くなりました。
特に雨季のウユニ塩湖で、湖面に広がる満天の星空を一度でいいから自分の目で見てみたいです。
現地まではかなりの距離があり、それなりの旅費もかかります。ただ思っているだけでは何も変わらないので、まずは「5年後に行く」という目標を立てて、一歩を踏み出そうと思っています。それまで元気でいないと💦
