🌞【手作り天体望遠鏡コルキット】パート3 ~太陽投影板を作って黒点を見よう編~

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皆さん、こんにちは。星空案内人のひなパパです。今回は「コルキットで太陽投影板を作って太陽の黒点を観察しよう!」という内容でお届けします。コルキットをお持ちの方は、ぜひ試してみてください!まず、太陽を観察する際の重要な注意事項から確認しましょう。

目次

【注意】

直接太陽を見ると失明する恐れがあります。特に小さなお子さんがいる場合は、太陽を直接見ないようしっかりとご指導ください。たとえ眩しく感じなくても、網膜にダメージを与える可能性がありますので、決して油断せず、初めての観察は専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

太陽黒点とは?

太陽黒点とは、太陽表面で周囲よりも温度が低い部分を指します。これらの黒点は、太陽の強力な磁場が熱の伝導を妨げるために形成されます。黒点は常に大きさや位置が変化し、移動します。この現象を観察するのはとても興味深いですね。

 

太陽投影板の概要と利点

太陽投影板を使用することで、間接的に太陽黒点を観察することができます。直接太陽を見ることなく、安全に観察できるため、特に小さなお子さんと一緒に観察する際に便利です。また、複数人で同時に観察できる点もメリットです。

コルキット用太陽投影板の作り方

準備するもの

ここでは、コルキット用の太陽投影板の作り方を紹介します。必要な材料と手順は以下の通りです。

🌞コルキット

🌞丸棒(直径8mm程度、長さは50㎝程度)

🌞厚紙(今回はペーパークラフトA4を使用)

🌞クリップ(洗濯ばさみでもOK)

🌞カッター

🌞シャーペン

用意するものはこれだけ

◎丸棒の太さ

丸棒はホームセンターなどで売っています。ファンダーの直径が10mm(1㎝)ですので、それよりも小さなもの(8mm程度のもの)が良いと思います。ちなみに今回使用したものも直径8mmです。

◎丸棒の長さ

長さは50cm程度を準備してください。50㎝よりも長い場合でも可能(あとでカットすることができます)

太陽投影板を作る手順

「Aの部分」を作成

まずは「Aの部分」を作ります。Aの役割は「影をつくる板」になります。

今回はペーパークラフトA4版を使用。半分に折り、開かないようにセロテープを止めます
シャーペンを使って、接眼レンズをなぞるように円を書きます
ちゃんと「〇」が書かれていますね
ファンダーに丸棒を入れます
コルキットを先ほど書いた円に合わせて、丸棒を置きます
先ほどと同様に、丸棒をなぞるように円を書きます
2か所の「〇」ができます
「〇」の部分をカッターでを切り抜きます
切り抜くとこんな感じ

「Bの部分」を作成

「Bの部分」を作ります。Bの役割は、「太陽を投影する板」になります。

ペーパークラフトA4版を用意。先ほど作った「Aの部分」と同様のものをもう一枚作ります
2枚を重ねます
丸棒を通す穴をシャーペンでなぞりながら「〇」を書きます
「〇」をカッターで切り抜きます。
これで太陽投影板のできあがり!

組み立て

接眼レンズと丸棒を太陽投影板の穴に通します
接眼レンズ側から見るとこんな感じ
太陽投影板を固定するために、クリップを使います
イメージとしてはこんな感じになります

コルキット用太陽投影板の使い方

太陽の導入

写真は完成形です。太陽投影板を使う場合は、2か所の調整が必要です。

①コルキットと投影板の距離調整: 投影板に映る太陽の大きさを調整します。距離が短いほど小さく、長いほど大きく映ります。

②ピントの調整: 接眼筒を前後させながらピントを合わせ、黒点を明瞭に見えるようにします。

太陽を導入する際、直接太陽を見ることはできませんが、望遠鏡の影を使っておおよその位置を合わせます。投影板に映る影を小さくするように調整してください

【影を見ながら太陽を導入する】

右に影ができる(×)
左側に影ができる(×)
下に影ができる(×)
上に影ができる(×)
影が真ん中(〇)
動画でも見てみましょう

ピント合わせ

太陽が見えたら、接眼筒を前後に動かしながらピントを合わせてください。ピントが合うと黒点が浮かび上がってきます。

ピントが合ってくると黒点が見えてきます
指で示したところが黒点です!見えますか?
動画で見てみましょう

まとめ:安全に太陽黒点を観察しよう

今回の記事では、「太陽投影板を作って黒点を観察する方法」を紹介しました。コルキットを使えば、簡単に太陽黒点の観察が可能です。ぜひ挑戦してみてください!

参考:微動雲台

コルキットを使う場合は微動雲台が超便利です!天体観測いしていると「ちょっとだけ動かしたい!」と思う時が多く、その時に役に立つのが微動雲台です。今回の太陽導入でもとても役に立ちました。

  

  

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