都会の喧騒から離れ、星空を楽しむことができるスポットはいくつかありますが、比較的、都心から近く、天体撮影を楽しむ方におすすめしたいのが「埼玉県民の森」です。このエリアは、標高が高く、光害が少ないため、満天の星空を楽しめることができます。
埼玉県民の森のアクセス
関越自動車道花園I.Cから国道140号を経て、国道299号を利用し、約40km(所要時間約1時間20~30分)で到着します。東京からも2時間半程度の距離にあり、都心から手軽に訪れることができます。ただ、冬は道路が凍結しており、スタットレスタイヤが必要です。12月1日から2月末日までは、駐車場が閉鎖となり入れません。雪が降ったり、自然災害により、道路が通行止めになる場合があります。県民の森に行く場合、事前に道路状況などチェックすることをおすすめします。
12月末に天体撮影に行ったところ、駐車場入り口にロープが張ってあり、入ることがでませんでした。12月1日~2月28日までの3ヵ月間は一部閉鎖となっています。ご注意ください
埼玉県民の森駐車場
埼玉県民の森の南東方向は、都心や秩父市内の影響により光害の影響を受けます。北西方向~天頂にかけては暗く、うっすらと天の川も見えます。埼玉県民の森の駐車場は3段になっています。
3段目の駐車場:四方、木で囲まれているため×
1段目(A):南東方向が見えません。
1段目(B):南方向は見えますが、北側に山が邪魔をして北極星が見えません。
1段目(C):北極星が見えるのですが、南方向は木が邪魔をして見えません。
2段目(D):北極星が見えません。
「極軸望遠鏡を使用するため、北極星が見えること」、「南方向がひらけており、比較的、低い位置から天頂まで見えること」。この点を考慮すると、番号①と②(〇で囲んだところ)の場所がベストポジションとなります。第一優先は「①」、第二優先が「②」といったところでしょうか。理由は以下の通りです。
まとめ
- 写真①の場所 ← 第一優先(←ここがベストポジション)
- 写真②の場所 → 第二優先
駐車場のど真ん中にある木が邪魔になる?
次の写真は「C」の位置から南側(矢印方向)を撮影した写真です。写真にあるように、駐車場のど真ん中に木があり、その木が邪魔して高度の低い天体は見えません。夏の撮影の場合、さそり座がちょうどこの付近を通過します。彼岸花星雲、出目金星雲、エビ星雲など、高度の低い天体の撮影は不向きな場所となります。これらの天体を撮影する場合は、番号(①)の場所での撮影がベストです。比較的、高度が高い天体であれば、(②)の場所も問題なと思われます。西方面は山に囲まれているため、比較的暗いのですが、東方面は都心や秩父市内の影響により、全体的に空が明るめです。
「②の場所」で撮影した星景写真
当日撮影した天体写真は、近いうちにアップしますので少々お待ちください。今回は1枚だけアップします。当日は雲、風もなく、また空気も澄んでおり、天体写真を撮影するにはもってこいの日となりました。
PENTAX K3 18-35mmF1.8 (18mm) /(F1.8・15秒) / ISO 1600 / 露出45分
早めに着いたら丸山山頂展望台に行ってみよう!
早めに着いたら、ぜひ、丸山山頂展望台に行ってみましょう。丸山山頂展望台は標高960m。この展望台からの眺めは素晴らしく、360度、遮るものもなく見渡せます。天気がよく、空気が澄んでいたら、八ヶ岳や北アルプスまで望むことができます。丸山山頂展望台は、埼玉県民の森駐車場(白の資格で囲んだところ)から、歩いて数十分で着きます。
●山頂展望台からの眺め
埼玉県民の森 森林学習展示館
駐車場から展示館に向けて上がっていくと、建造物らしくものが見えてきます。そこが「森林学習展示館」です。森林や林業に関する様々な情報が展示されています。展示館以外にも、森林学習室もあります。そして、展示館の先には、中央広場があります。HPをみると、スカイツリーも見えるとか。ただ傾斜があり、小さな子供を遊ばせる場合は、注意が必要です。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも皆様に役に立つ情報をアップしていきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いします(ペコリ)
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