天体観測をもっと楽しみたいと考えるなら、ビクセン ポルタII A80Mfのオプションパーツがその答えかもしれません。この天体望遠鏡は初心者からベテランまで幅広く愛用されていますが、付属品だけで満足していませんか?今回は、観測体験をさらに充実させるオプションパーツをいくつかご紹介します。
👀接眼レンズ(アイピース)
ビクセン ポルタII A80Mfには「PL20mm(倍率46倍)」と「PL6.3mm(倍率144倍)」の2つの接眼レンズが付属しています。この組み合わせで月や土星の環まで観測可能ですが、「もっと細かく見たい」「広く見渡したい」というニーズに応えるため、追加のアイピースを検討してみてはいかがでしょうか。
例えば、「10mmレンズ」を使えば以下のような詳細な観測が可能です。
●月: クレーターのディテールが確認できます。
●木星: ガリレオ衛星や縞模様がはっきりと見えます。
●土星: 環が鮮明に見えます
ビクセンのNPLシリーズ(NPL10mm、NPL15mm、NPL25mm)は、コストパフォーマンスに優れた製品です。色収差がバランスよく補正され、鮮明な像が得られます。
🔎セレストロン ZOOMアイピース(8mm-24mm)
セレストロンのZOOMアイピースは、1つで24mmから8mmまでの倍率をカバーします。このアイピースは接眼部がネジ式のため、カメラとの直接接続も可能で、眼視観測だけでなく天体撮影も楽しめます。ただし、カメラを取り付けるとバランスが崩れることがあるので、鏡筒バンドを緩めてバランスを調整する必要があります。撮影時にはタイマーを使用することで、シャッターボタンを押したときの揺れを最小限に抑えることができます。
*注意: このスタイルでの撮影には、カメラアダプター(Tリング)が必要です。
📱ビクセン スマートフォン用カメラアダプター
天体をスマートフォンで手軽に撮影できるアダプターもおすすめです。スマートフォンのカメラレンズを天体望遠鏡の接眼レンズに合わせ、シャッターボタンを押すだけで美しい天体写真が撮れます。取り付けに少しコツが必要ですが、一度セットすれば安定した撮影が可能です。
🦯ビクセン フレキシブルハンド
ポルタIIに標準装備されているハンドルは短く、操作中に手が届きにくいことがあります。そこで、ビクセンのフレキシブルハンドルを利用することで、より快適な操作が可能です。このハンドルは長さが約30cmあり、両手で安定して操作できます。ネジ式でしっかり固定できるので、使用中にハンドルが抜ける心配もありません。
☀️ビクセン太陽投影板
太陽観測には安全性が最優先です。ビクセンの太陽投影板を使えば、太陽の黒点を安全に観察できます。太陽を直接見るのは非常に危険なので、必ず投影板を使って間接的に観察してください。特に子供たちを対象とした観望会では、投影板が必須です。
【参考記事】
⚪ビクセン ムーングラス
満月や半月の観測時、月の光があまりにも強すぎて長時間の観察が難しいことがあります。ムーングラスを使用すれば、明るさを抑えて快適に観測できます。ムーングラスは接眼レンズにネジで簡単に取り付けられ、月の観測をより楽しむための必須アイテムです。
🧳収納バック
天体観測に出かける際、機材の持ち運びは大変です。ビクセンの収納バックは、経緯台や天体望遠鏡、アクセサリー類を一つにまとめて持ち運べる便利なアイテムです。内部には保護用のクッションが施され、三脚や望遠鏡がしっかりと固定されるマジックテープもついています。これ一つで全てを運べる点が非常に便利です。
まとめ
今回ご紹介したオプションパーツは、ビクセン ポルタII A80Mfの天体観測をさらに楽しくするためのアイテムです。どのパーツも一長一短がありますので、レビューや他のユーザーの意見を参考にしながら、自分に合ったものを選んでください。ビクセン以外にも優れた製品は多くありますので、ぜひ、いろいろと試してみてください。