✨【星座早見盤で星空観察を楽しもう】初心者向けの使い方と見方のポイント解説

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みなさん、こんにちは。星空案内人のひなパパです。星座早見盤は、夜空に見える星座を簡単に見つけるための道具です。星座早見盤の円盤を回して、日時を合わせるだけで、その時に見える星座が表示されます。初心者でも使いやすく、星空観察を楽しむための必須アイテムです。今回の内容は星座早見盤の初心者でもわかる味方のポイントについて解説します。

目次

そもそも星座ってどうしてできたの?

星座の起源といってもだいぶ昔のことなので、不明な点が多いのですが、約5000年前にメソポタミアで星座を示す石碑が見つかっています。これが星座の始まりとされています。その後、多くの天文学者たちによって様々な星座が作られましたが、プトレマイオスによって「48星座」に整理されました。しかし、17 世紀に入ると望遠鏡が発明に伴い、暗い星なども観測され、さらに大航海時代という時代背景から、南半球へ動物や道具なども星座となりました。しかし天文学者が好き勝手、星座を作ったため、再び整理が必要ということで、1928年、国際天文学連合が全天の星座を「88星座」と定め、この星座が現在に至っています。

星座早見盤の基本的な使い方

星座早見盤にはいろんな情報が載っています。実は星雲や銀河、星団の情報も入っています。すべて覚える必要はありません。というか、覚えられません。まずは、実際に星空を見るに4つのチェックポイントを紹介します。

1)日時

2)明るい星

3)方角

4)高さ

1)日時の合わせ方

星座早見盤の中心部にある円盤を回して、観察する日時を合わせます。たとえば、8月15日の22時に合わせてみましょう。これで、その時間に見える星空が星座早見盤に表示されます。

星座早見盤をグルグル回しながら、月・日・時刻を合わせしょう
8月15日22時で合わせてみる
するとこのように星空になります(金具は北極星を示しています)
シミュレーションソフトと同じ星空ですね。黄色の●は北極星です

2)明るい星の見つけ方

星座早見盤には、星の明るさや色も表示されています。明るい星(1等星)は特に見つけやすく、都会でも観察可能です。星の色や大きさの違いも注意して見てみましょう。なお、メーカーによって表示の違いがあるため、お手持ちの星座早見盤の仕様に注意してください。

🌟1等星:明るい(普通に見える)

🌟2等星:まぁまぁ明るい(なんとなく見える)

🌟3等星:ちょっとだけ明るい(よく見ないと見えない)

ビクセンの星座早見盤では、1等星以上は「赤色」、2等星は「黄色」、3等星以降は「白色」で示されています。
数値が低くなるほど、明るい星となります

都会では、光害(過剰あるいは不要な光による公害)のため3等星以降の星は見えにくいです。しかし、1等星は都会でも明るく輝いており、比較的、探しやすく目印になります。まずは、明るい星をチェックするようにしましょう。

3)星座早見盤も北極星を中心に回る

星座早見盤の真ん中の金具がありますが、これは北極星を示しています。つまりこの北極星を中心に地球が回っています。星座早見盤もこの金具を中心にグルグルと回るようになっています。

金具の部分は北極星となります
北極星を中心に地球は回っています

北極星は「北斗七星」と「カシオペア座」を使って見つける方法があります。北の方角さえわかれば、向かって右は「東」、左は「西」、そして後ろは「南」となります。地図と同じですね。ご存じの方も多いとは思いますが、念のため、北極星とカシオペア座からの北極星の見つけ方も説明しておきます!

北斗七星から北極星を探す方法。
ひしゃくの先にある2つの星を結んで、その距離を5倍すると北極星!
カシオペア座から北極星を探す方法。
Wの両端2つずつの星をそれぞれ伸ばし、その交点とWの真ん中にある星との距離を5倍にすると北極星!

4)方角と高さのチェック方法

よく見ると、星座早見盤には「黄道」「赤道」が書かれています。

◎黄道(黄色い楕円):太陽の通り道です。黄道を1周する通り道に、誕生星座(12 星座)があります。

◎天の赤道(赤い楕楕円):地球の赤道面を延長して天球と交わる線です。

◎赤緯(縦の線):縦に示している数字は赤緯となります。赤緯は天球の北側を(+)、南側を(-)で表しています

横道、天の赤道、赤緯は、聞きなれない言葉だと思います。どちらかと言うと、単純に地平線から天頂までを0度から90度まで分割してみるのが現実的ですのて、ここでは詳細な内容は省きます。手を伸ばしてこぶし1個分が「約10度」です。小さなお子さんなら、こぶしが小さいため、パー(手のひらを広げる)が良いと思います。星座早見盤の窓の部分の真ん中(黄色の星の印)が天頂(真上:90度)になります。ちなみに、北極星は東京では約35度です。

黄色の星の部分が天頂になります
8月15日の22時の星空では、夏の大三角の真ん中あたりが天頂(真上に)に輝いていることがわかります
星座早見盤ではこのように、およその高さを知ることができます
手を前に出して「こぶし」の大きさが、10度ぐらいです

星座早見盤を使って星座を見つけるコツ

星座を見つける際は、星座早見盤に表示されている大三角形や四辺形などの形を目印にすると良いでしょう。

(春)春の大三角(デネボラ、アークトゥルス、スピカ)

(春)春の大曲線(北斗七星の柄の部分、アークトゥルス、スピカ)

(夏)夏の大三角(ベガ、デネブ、アルタイル)

(秋)秋の四辺形(アルフェラッツ、アルゲニブ、マルカブ、シェアト)

(冬)冬の大三角(シリウス、ベテルギウス、プロキオン)

(冬)冬のダイヤモンド(シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン)

星座早見盤の便利な使い方

1)日時を合わせる

2)向いている方角の書かれている方を手前に持つ

3)その状態で空にかかげます。

「南」を見る時は、星座早見盤の「南」を手間に持ち、空にかかげると、その時の星座を見ることができます。

向いている方角が「南」であれば、「南」と書かれている方を手前に持つ
そのまま空にかかげる
同様に、向いている方角が「北」であれば、「北」と書かれている方を手前に持つ
そのまま空にかかげる
8月15日22時の星空です。南を向いてかかげると、このような星空になります。ちょうと天頂に夏の大三角が見えますね。

ネックライトは意外と使える!

星座早見盤を使う際に便利なのがネックライトです。両手を自由に使えるため、日時や方角を合わせる際に非常に便利です。別の記事でも紹介しています

まとめ

星座早見盤は、星空観察を楽しむための素晴らしいツールです。実際に手に取り、クルクルと回して星空を観察しながら、天体の動きを学ぶことができます。この機会に、ぜひ星座早見盤を使って星空を楽しんでみてください。

  

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