今回の天体撮影のおすすめスポットは「奥多摩湖」です。東京からわずか2時間で訪れることができる、天体撮影の隠れた名スポット「奥多摩湖」。都心から近く、日帰りも可能な奥多摩湖は、自然の美しさと豊かな星空を楽しめる場所として、多くの天体撮影愛好者に愛されています。特に、条件が整えば東京で天の川を撮影できる貴重な場所です。
奥多摩湖の概要
奥多摩湖は、東京都の最西端に位置する人工湖で、都民が利用する水の約2割を供給する日本最大級の水道専用貯水池です。湖周辺の自然環境は四季折々の美しさを見せ、天体撮影のみならず、観光やハイキングにも最適です。
*参考データ: 奥多摩湖の水源としての重要性に関するデータはこちらをご参照ください
東京都水道局公式サイト: https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/
【地図】
奥多摩湖ダムサイトパーキング
奥多摩湖ダムサイトパーキングは、天体撮影に適した広い駐車スペースが特徴です。街灯があるため完全な暗闇とは言えませんが、車の出入りが少ない深夜には、星がよく見えます。東京都内でこれほどの条件が整った場所は稀であり、星空撮影に挑戦するには最適なポイントです。
大麦大園地駐車場
大麦大園地駐車場は、東側と南側が比較的暗く、星空撮影に向いています。しかし、西側には大きな山があり、低い位置にある星や天体の撮影は難しい場合があります。特に、西方向の低い天体を撮影する際は、早めの準備が必要です。ここでの天体撮影は、天候や条件によって成果が大きく左右されることがありますが、その分チャレンジングでやりがいがあります。。今回は写真の真ん中(人のイラストがあるところ)で天体撮影を行いました。トイレはとてもきれいで、24時間空いています。
満月の中での星空はどれくらい写るのか?
試ほぼ満月(月齢:13.4)に近い状況の中で、星座がどれくらい写るんでしょうか。実際に撮影してみました。予想以上に明るく、画面全体が白っぽくなってしまいました。星座はそれなりに確認はできます。
撮影機材:ペンタックスK-3、シグマ18-35mm F1.8 DC HSM。星座撮影(ISO400、F2.8、10秒)
天体望遠鏡で月を撮影
セレストロン NexStar Evolution 6で月を撮影していると、3組の家族が近づいてきて、「何を見ているんですか?」「私たちも見せてください!」と言われました。そこで、月を見てもらうと、「すごい!」「感動しました!」という声があがり、その反応に引き寄せられるように、次々と人が集まってきました。気づけば、30分ほど星空について説明することになりました。
奥多摩湖で天の川は見れるのか?
新月の夜、大麦大園地駐車場で実際に試してみました。結果としては、肉眼ではうっすらと天の川が見える程度でしたが、この日は薄い雲がかかっていて、観測条件としてはあまり恵まれていませんでした。それでも、カメラで撮影したところ、しっかりと天の川が写っていて、少しホッとしました。天候が良ければ、天の川が見えるチャンスは十分にあると感じました。
まとめ
奥多摩湖は、都心からのアクセスが良く、天体撮影や観光を同時に楽しめる理想的なスポットです。暗く澄んだ夜空に広がる星々と、美しい自然が織り成す景色は、訪れるたびに新しい発見があることでしょう。ぜひ次の週末、奥多摩湖で特別な星空体験をしてみてください。
【楽天トラベル・じゃらんリンク】