本記事では、都心からわずか2時間で行ける天体撮影の穴場スポット、奥多摩湖をご紹介します。東京にいながら天の川を撮影できる可能性もある奥多摩湖は、自然の美しさと満天の星空を同時に楽しめる魅力的な場所です。天体撮影愛好家はもちろん、初心者の方にもおすすめのスポットです。
奥多摩湖とは?
奥多摩湖は東京都の最西端に位置する人造湖(ダム湖)で、正式名称は小河内貯水池といいます。東京都民の生活用水を支える重要な水源の一つであり、豊かな自然に囲まれた景勝地としても知られています。四季折々の風景が美しく、ハイキングや観光と組み合わせて天体観測を楽しむことができます。



【アクセス】
奥多摩湖の天体撮影スポット
奥多摩湖周辺には、天体撮影に適した場所がいくつかあります。特に以下の2つの駐車場は、比較的撮影に適した環境が整っています。
1.奥多摩湖ダムサイトパーキング
奥多摩湖ダムサイトパーキングは、広々とした駐車スペースがあり、夜間の撮影にも利用しやすい場所です。周囲に街灯があるため完全な暗闇ではありませんが、深夜になると車の出入りが減り、比較的良好な星空を観測できます。また、ダムと星空の組み合わせを撮影できる点も特徴です。




2.大麦大園地駐車場
大麦大園地駐車場は、東側と南側が比較的暗く、星空撮影に適しています。ただし、西側には山があるため、西の低空の天体撮影は難しいことがあります。西方向の天体を狙う場合は、早めに現地入りして準備するのがよいでしょう。トイレが整備されており、24時間利用可能な点も便利です。







満月時の星空撮影
満月(月齢13.4)に近い状態で撮影を試みたところ、予想通り空全体が明るくなり、星の写りは控えめでした。満月時は月明かりの影響で星が見えにくくなりますが、月自体を撮影したり、月明かりで照らされた風景と星空を組み合わせた写真(月景写真)を撮影するのも面白いでしょう。
撮影機材:ペンタックスK-3、シグマ18-35mm F1.8 DC HSM。星座撮影(ISO400、F2.8、10秒)




天体望遠鏡で月を撮影
セレストロンNexStar Evolution 6で月を観測していたところ、周囲の方が興味を持ち、集まってきてくれました。望遠鏡で月を見ていただいたところ、皆さんがとても感動されていたのが印象的でした。天体観測の楽しさを共有することできて本当に良かったです。このように、人々と天体観測を通じて交流することも、天体観測の醍醐味の一つですね。





奥多摩湖で天の川は見える?
新月の夜に大麦大園地駐車場で天の川撮影に挑戦しました。当日は薄雲がかかっており、観測条件は良くありませんでしたが、肉眼でもかすかに天の川を確認できました。カメラで撮影したところ、しっかりと天の川が写っており、天候に恵まれれば肉眼でもはっきりと天の川を見ることができる可能性が高いと感じました。天の川を撮影する際は、やはり新月期を狙うのが適しています💦

天の川撮影のポイント
🌟新月期を狙う: 月明かりの影響が少ない新月期は、天の川を撮影する絶好のチャンスです。
🌟できるだけ暗い場所を選ぶ: 周囲に街灯などが少ない、より暗い場所を選びましょう。
🌟長時間露光: カメラの設定を調整し、長時間露光で撮影します。
🌟三脚を使用: ブレを防ぐために、三脚は必須です。
まとめ:奥多摩湖で星空と自然を満喫しよう!
奥多摩湖は、都心からのアクセスが良く、天体撮影と観光を同時に楽しめる魅力的なスポットです。澄んだ空気の中、湖面に映る星々を眺めていると、日常を忘れるほどの感動を味わうことができるかもしれません。この記事を参考に、ぜひ奥多摩湖で星空撮影に挑戦してみてください。

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