🌌【国立天文台_三鷹キャンパス」施設の詳細レポート!

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宇宙に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたい場所があります。それは、「国立天文台三鷹キャンパス」です。この記事では、私が見学して感じた魅力や、ぜひ訪れてほしいポイントについてお伝えします。

目次

国立天文台三鷹キャンパスへのアクセス

武蔵境駅や調布駅からバスに乗り、「天文台前」で下車します。所要時間はおよそ15~20分です。自動車でお越しの場合、敷地内には有料駐車場があります。駐車可能台数は最大54台です。料金は、最初の3時間は500円、その後は1時間ごとに200円がかかります。

「天文台前」で降りると目の前が、「国立天文台三鷹キャンパス」です
駐車場は、広大な敷地の北側にあります

アクセス方法:国立天文台三鷹キャンパス

国立天文台三鷹キャンパスの概要

国立天文台三鷹キャンパスの広大な敷地内には、歴史的に価値のある建物や最先端の研究施設があり、「見学エリア」として一般公開されています。施設内に入る際は、入構手続きが必要で、「見学者受付票」に記帳して守衛さんに提出します。「音声ガイド」は結構おすすめ!スマートフォンやタブレットで利用でき、施設の特徴を分かりやすく解説してくれるので、宇宙に関する知識を幅広く学ぶことができます。入場料は無料です。

見学マップを見ながら移動
ビジター用シールを貼って入場

見学のハイライト

第一赤道儀室

最初に目に入ったのは、小さなドーム型の建物です。中に入ると、天体望遠鏡が所狭しと置かれていました。この建物は大正時代に建てられ、当時としては最大級の反射望遠鏡だったようです。60年以上にわたり太陽黒点の観測を続けてきたため、太陽の活動が活発な時期と静かな時期のサイクルもわかります。スタッフの方からは、赤道儀の特徴や太陽黒点について解説いただき、さらに、太陽投影板に写る太陽黒点をじっくりと観察することもできました。

二階建てとなっており、一階は倉庫で、二階は観測室です
太陽観測用20cm屈折赤道儀について解説
大型反射望遠鏡。迫力満点です
バッチリ黒点を見ることができました

太陽系ウォーク

国立天文台に入って道沿いに進むと「太陽系ウォーク」という場所があります。太陽から土星までは140億分の1に縮めてみると、その距離はたったの100メートルです。縮小したそれぞれの惑星の距離に解説板が設置されており、惑星の特徴を知ることができます。

太陽系ウォーク。端まで100mあります
順番に、太陽、水曜、金星、地球
火星、木星、土星、土星より外側の惑星・準惑星

太陽塔望遠鏡(外観のみ)

太陽塔望遠鏡は、塔全体が望遠鏡の筒の役割を果たしていることから「塔望遠鏡」とも呼ばれたり、ドイツ・ベルリンにある「アインシュタイン塔」と同じ目的で造られたため、「アインシュタイン塔」とも呼ばれることもあります。この建物は通常、外観のみの見学となっていますが、特別公開日には内部を見学することも可能です。天気が良ければ太陽のスペクトルも観察できます。

太陽塔望遠鏡の解説版があります
太陽塔望遠鏡。特別公開日以外は中には入れません

天文台歴史館

太陽系ウォークを進むと、「大赤道儀室」に到着します。ここには、日本最大の65cm屈折望遠鏡が設置されており、その圧倒的な存在感に驚かされます。建物は2階建てで、1階には天体写真が展示された展示室があります。展示室の中央には、望遠鏡の位置に合わせて床を上下させるための巨大な装置が設置されています。2階では、天体望遠鏡を間近で見られるスペースがあり、その大きさをより実感できます。

大赤道儀室
このジャッキのようなもので上下させます
65cm屈折望遠鏡。その大きさに圧倒されます

展示室

展示室では、国立天文台が行っている「すばる望遠鏡」「VERA」「アルマ望遠鏡」「太陽観測衛星ひので」「TMT」などのプロジェクトの紹介や模型が展示されています。また、今後の観測や研究の成果についても詳しく紹介されています。

展示室へGO!
開発中のTMTの模型。100万分の1の大きさです
最新の天文学に関する展示も行っています
上映室も併設しています
国立天文台観測測施設マグネット
ガチャガチャは、NAOJ(岡山天体物理観測所)が出てきました

6mミリ波電波望遠鏡

6mミリ電波望遠鏡は、日本初のミリ波専用望遠鏡で、星の形成や銀河の構造を解明するための観測に使用され、日本の電波天文学の発展に大きく貢献しました。2000年に運用を終了し、日本天文遺産に認定されています。

6mミリ波電波望遠鏡
宇宙電波天文学に大きく貢献!
1.2mパ電波望遠鏡
太陽電波観測計として1992年まで使用されていました

天文機器資料館

見学コースの最も奥には「天文機器資料館」があります。ここは、天文学に関連する貴重な機器や資料が展示されています。館内には、自動光電子午環、座標観測定器、位置情報システム、天体写真儀といった様々な観測機器が所狭しと並んでいます。その様子は、まるで骨董品の倉庫に足を踏み入れたかのようでした。

天文機器資料館
自動光電子午環について書かれています
貴重な機器が展示されています
測量用経緯儀
20cmブラッシャー天体写真儀
すばる望遠鏡の観測装置

ゴーチェ子午環室

観測室の建物は、屋根が東西に開閉する構造になっています。ゴーチェ子午環は、太陽や月、惑星、小惑星、恒星など、さまざまな天体の位置を精密に観測するために設計されました。

ユニークな形状の建物。屋根は東西に開閉します。
環には正確な目盛が刻まれています。

子午儀資料館

子午儀資料館はレプソルド子午儀によって観測が行われていた建物で、1925年に建てられました。レプソルド子午儀は子午線上を通過する天体の位置を精密に観測する望遠鏡です。時刻の決定経度観測にも使用されました。

コンパクトな建物
レプソルド子午儀室の歴史が詳しく書かれています
日本天文遺産に、レプソルド子午儀とレプソルド子午儀室が認定されました

休憩室

途中には休憩室も用意されています。イスとテーブルが並べられ、室内でお弁当などの飲食が可能です。自動販売機は設置されていますが、それ以外の販売はありませんので、飲み物やおやつなどは持参するようにするといいかもしれません。

休憩室の入り口
パネルも展示されています

星と森と絵本の家

星と森と絵本の家は、広大な国立天文台敷地の一角にある展示施設で入場は無料です。建物も大正時代に建てられた国立天文台旧1号官舎を改築したものですが、大正時代に戻ったよう雰囲気があり、なぜか心が落ち着きます。中に入ると絵本がずらり。2500冊の絵本を楽しむことができます。また庭に出れば、竹馬や輪回しなどの懐かしい遊び道具も用意されており、子供から大人まで楽しむことができます。

中庭から見た絵本室
竹馬、輪回しなど、懐かしい遊び道具が置かれています。
書斎
窓の外は中庭
理科室
絵本展示室

【参考】:星と森と絵本の家 HP

ギャラリー回廊

ギャラリー回廊では、「天体」や「宇宙」をテーマに描かれた絵本の原画が展示がされています。今回の展示は、第11回 回廊ギャラリー展示絵本作品公募受賞作品 ゴダード・エレナさん作『灯台守とホシカモメ』です!素晴らしい作品です。 展示期間は9月9日(月)までとなっております。

【参考】エレナ・マルヴァルト氏HP

まとめ

今回、国立天文台三鷹キャンパスには多くの魅力的なスポットがあります。子供から大人まで、誰もが楽しめるこの施設は、学びの場であると同時に、宇宙の不思議を感じることができる場でもあります。このブログを通じて、少しでも国立天文台三鷹キャンパスに興味を持っていただけたら幸いです。

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