群馬県と埼玉県にまたがる妙義山は、日本三大奇景の一つに数えられる名山です。その独特な景観と周囲の暗い空は、星空撮影に適しています。この記事では、妙義山での撮影スポットやアクセス方法、周辺施設について、実際の撮影体験をもとにご紹介します。
妙義山とは?— 星が映える日本三大奇景の山
妙義山は標高1104mの山で、奇岩と険しい稜線が特徴です。標高の高さに加え、市街地の光害が少ないため、天体観測や星空撮影に適した環境が整っています。都心からは約150km、高速道路を利用すれば2時間ほどでアクセスできるのも魅力です。

妙義神社と小惑星「Myogizinzya」
妙義神社は、妙義山の麓にあり、歴史と自然が調和した神社です。国の重要文化財である黒漆塗りの本殿や、精巧な彫刻が施された唐門など、見事な建築物が数多く存在します。また、妙義山の雄大な自然に囲まれた神聖な雰囲気も魅力です。

また、妙義神社の名前が付けられた小惑星「Myogizinzya」が2014年10月8日に正式登録され、天文ファンの間でも話題となりました。神社の名前が小惑星に命名されるのは世界初とのことです。いつかこの小惑星を観測してみたいですね。

妙義公園駐車場(撮影におすすめポイント)
星空撮影には 妙義公園第二駐車場 が最適です。第一駐車場は舗装されトイレも完備されていますが、夜間は閉鎖(利用時間7:00-17:00)されるため、天体観測には第二駐車場が適しています。第二駐車場は未舗装で、場所によっては若干傾斜があるため、赤道儀を使用する場合は水平出しなどの工夫が必要です。トイレは第一駐車場の入口を経由して利用できます。南側が開けているため、高度の低い天体も撮影しやすいです。

1.妙義公園第一駐車場(昼間向け)
妙義公園第一駐車場は区画された舗装駐車場で、駐車可能台数は137台です。舗装されており、またトイレもある第一駐車場がベストなのですが、夜間に閉鎖されます(駐車場利用時間:7:00-17:00)。 17時以降は入口にロープが張られ、閉鎖されます。朝まで出られませんのでご注意ください。





妙義公園第二駐車場 (天体撮影向け)
今回撮影を行ったのは「妙義公園第二駐車場」です。第二駐車場は未舗装で、場所によっては若干傾斜があるため、赤道儀を使用する場合は水平出しなどの工夫が必要です。トイレは第一駐車場の入口を経由して利用できます。南側が開けているため、高度の低い天体も撮影しやすいです。





天体撮影のポイント
第二駐車場から北方面を見ると、妙義山がほぼ北極星の位置にあるため、星の日周運動を撮影するのに最適な場所です。タイムラプス撮影を行うことで、星が円を描くように動く様子を捉えることができます。今回は撮影中に雲が多くなってきたため、途中で撮影を中止しましたが、迫力あるタイムラプス動画を撮影できました。「地球は回っている!」ということを実感できる映像です。

周辺施設 – 道の駅「みょうぎ」
撮影後の休憩には 道の駅「みょうぎ」 がおすすめです。地元産の食材を使った料理や特産品が楽しめ、特に「ソフトクリーム」が人気です。

まとめ
妙義山は、都心からアクセスしやすく、絶景と星空を両方楽しめるスポットです。昼は奇岩の景観を満喫し、夜は満天の星を眺める、そんな贅沢な時間を過ごせます。撮影の際は、安全対策とマナーを守りながら、心に残る一枚を撮影してみてください。
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