東京できれいな星が見える場所をネットで調べてみると、「武蔵野の森公園」がよく出てきます。どれくらい星が見るのでしょうか。武蔵野の森公園での天体観測を詳しくレポートします!
武蔵野の森公園とは?
武蔵野の森公園は、東京都内でも自然が豊かな都立公園で、三鷹市、府中市、調布市にまたがっています。2000年に調布基地の跡地を利用して開園し、現在では飛行機の離着陸が見られることでも有名です。近隣には国立天文台があり、宇宙への興味がさらに掻き立てられるエリアとなっています。
参考: 武蔵の森公園公式HP
【アクセス】
■北地区
【電車・バス】
・西武多摩川線「多磨」から徒歩5分
・JR中央線「三鷹」南口から小田急バス、朝日町または車返団地行き「野水一丁目」下車徒歩2分
■南地区
【電車・バス】
・京王線「西調布」から徒歩15分
・JR中央線「武蔵境」南口・京王線「調布」北口から小田急バス、「大沢コミュニティーセンター」下車徒歩5分
■駐車場:あり(有料)
天体観測に最適なエリア:大芝生広場
天体観測において光害の影響は避けられない問題ですが、武蔵野の森公園の大芝生広場は、それでも1等星や2等星がはっきりと見える場所です。広々とした空間が広がり、夜空全体を見渡せるため、星空観察には適しています。特に広場の中央は、街灯の影響が少なく、比較的暗い環境が保たれています。
大芝生広場の夜の雰囲気
大芝生広場の昼夜を比較すると、夜間の広場中央は電灯の光が届きにくく、星を見るのに適した暗さがあります。ただし、地平線付近は光害が強く、明るくなりがちです。天頂付近では、カシオペア座や秋の四辺形といった星座が輝き、3等星まで視認可能です。
星座撮影レポート
8月末の夜に撮影した結果、カシオペア座や秋の四辺形が鮮明に写りました。カシオペア座は、5つの星から構成され、そのうち4つは2等星、1つは3等星です。秋の四辺形も同様に、4つの星のうち3つが2等星、1つが3等星です。これらの星座は光害の少ない天頂付近で、肉眼でもはっきり確認できました。
ISSの軌道観測
さらに、国際宇宙ステーション(ISS)が北極星付近を通過するタイミングを捉えました。肉眼でしっかりと確認でき、動画でもその軌跡を捉えることができました。
まとめ
武蔵野の森公園は、都会にありながら星空観測を楽しめる貴重なスポットです。本格的な天体撮影には光害が障害となりますが、流星群や皆既月食、星座観察など、気軽に星を楽しむには最適な場所です。年中見られる三大流星群(しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群)を芝生に寝転んで楽しむのはいかがでしょうか?きっと素敵な天体ショーが待っています。あと願い事もお忘れなく!(^^)!
☄しぶんぎ座流星群(12月28日 -1月12日):極大 1月4日頃
☄ペルセウス座流星群(7月17日 – 8月24日):極大 8月13日頃
☄ふたご座流星群(12月4日 – 12月17日):極大 12月14日頃