長野県南牧村にある野辺山高原は、標高1,300メートルを超える場所に広がる、空気が澄んでいて光害も少ないエリアです。そんな環境から天体撮影や星空観察の名所として多くの人に親しまれています。その中でも「開拓記念碑」は、地域の歴史を今に伝える静かなスポットですが、実は星景写真を撮るには絶好のロケーションでもあります。この記事では、開拓記念碑からの星空撮影について、撮影時に気をつけたいポイント、そして実際にここで撮った写真も交えてご紹介していきます。
野辺山 開拓記念碑
野辺山開拓記念碑は、戦後にこの地へ入植し、厳しい自然と向き合いながら開拓を進めた人々の努力と、地域の発展への願いをたたえて建てられた記念碑です。今でも地元の人々にとって大切な歴史の象徴となっています。周囲には木々があるものの、視界は広く開けていて、広場のような開放的な雰囲気が特徴です。ただし、この場所にはトイレがないため、天体観測などで長時間滞在する際はご注意ください。
アクセス
野野辺山にある開拓記念碑は、JR野辺山駅から車でおよそ10分ほどの小高い場所にあります。
ここから見える絶景
開拓記念碑が立つ高台からは、四方に美しい山々が広がり、雄大な自然を一望できます。東には秩父山地、西は八ヶ岳連峰が見えます。また、南には南アルプスの峰々が広がり、北側には浅間山や野辺山の街並みが見え、高原ならではの穏やかな景色が広がります。季節ごとに表情を変える自然を楽しめる絶好の展望スポットです。


実際に撮影した天体写真
この場所は天体撮影にも非常に適しています。周囲には高い建物や強い光源がないため、星空がくっきりと見えます。ただし、地面が舗装されていないため、赤道儀を使った本格的な天体撮影際には水平調整などの工夫が必要です。


まとめ
野辺山の開拓記念碑は、観光地のような華やかさこそありませんが、八ヶ岳連峰や南アルプスの壮大な山並みを一望できる、美しい自然に囲まれた静かな場所です。周辺は車の往来も少なく、穏やかな雰囲気の中で、時間をかけて天体写真撮影や星空観測を満喫できます。天体撮影するには絶好の場所だと思いますので、機会があればぜひ訪れて、夜空の美しさを堪能してみてください。


