首都圏からアクセスしやすい城ヶ島公園で、天の川が撮影できるのかを検証しました。結論から言うと、南側が海に面しているため光害が比較的少なく、撮影方法を工夫すれば天の川を捉えることが可能です。この記事では、城ヶ島公園での天の川撮影に関する情報を網羅的に解説します。天の川観賞や撮影を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
城ヶ島公園について:自然豊かな星空観賞スポット
城ヶ島公園は、神奈川県三浦半島の最南端に位置し、首都圏から近いながらも豊かな自然が残る場所です。一般的に都市部では光害の影響が大きく、肉眼で天の川をはっきりと確認するのは難しいとされていますが、城ヶ島公園は比較的良好な星空を観測できるスポットとして知られています。特に、馬の背洞門と天の川のコラボレーションは、多くの天体写真愛好家を魅了しています。
城ヶ島公園へのアクセスと駐車場情報
城ヶ島公園へのアクセスは、電車とバス、または車を利用する方法があります。
- 電車・バスの場合: 京急三崎口駅からバスで城ヶ島へ。
- 車の場合: 横浜横須賀道路から三浦縦貫道路を経由。
駐車場は複数ありますが、天の川撮影の場合は第2駐車場がおすすめです。
- 第1駐車場: 19時閉鎖。
- 第2駐車場: 19時までに入庫すれば深夜まで駐車可能。早朝に出庫すれば駐車料金を抑えられます。(料金は時期や時間帯によって変動するため、事前に確認することをおすすめします。)
夜間は駐車場にほとんど車がいなくなるため、静かに星空観賞や撮影を楽しめます。ただし、夜間の移動は安全に十分注意してください。



絶景スポット:馬の背洞門
馬の背洞門は、波の侵食によって自然に形成された海食洞門です。かつては小船が通航可能でしたが、関東大震災による隆起で陸地と繋がり、現在は海路としては利用できなくなりました。崩落の危険があるため、洞門の上を歩くことは禁止されています。「馬の背」という名前は、洞門の上にある道が細く、馬の背のように見えることに由来します。
第2駐車場から馬の背洞門までは徒歩約20分です。遊歩道は一部狭い箇所や急な階段があるため、夜間は懐中電灯やヘッドライトが必須です。特に機材を持ち運ぶ際は、足元に注意して進んでください。
馬の背洞門までの道のり











城ヶ島公園で捉える天の川と星々
城ヶ島公園では、肉眼でもかすかに天の川を確認できることがあります。撮影技術を用いれば、より鮮明な天の川を捉えることが可能です。私が撮影した写真では、「さそり座」のアンタレス、「いて座」、「みなみのかんむり座」などが写っています。天の川の中心方向も写真に捉えることができました。
※撮影条件は天候や時間帯によって異なるため、上記はあくまで一例です。

CANON 6D(天体改造)、CANON 24mm、F2.8、ISO3200、20秒、Kenko プロソフトンAを使用。

その他の撮影スポット:ピクニック広場からの天の川
ピクニック広場から第2展望台を背景に撮影した天の川の写真では、「へびつかい座」や「たて座」、「かんむり座」などが確認できます。このエリアは芝生が広がっており、流星群の観察にも適しています。



まとめ:城ヶ島公園で天の川と星空を満喫しよう
城ヶ島公園では、天候に恵まれれば肉眼でも天の川を確認でき、カメラを使えばより美しい天の川を撮影することが可能です。都心から比較的アクセスしやすい場所で、手軽に星空観賞や撮影を楽しめるのは大きな魅力です。ぜひ、城ヶ島公園で満天の星空と天の川を満喫してください。
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