🚃【宮沢賢治×KAGAYA】夢の画集「銀河鉄道の夜」紹介

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今回は、KAGAYAさんが手がけた画集『銀河鉄道の夜』をご紹介します。この画集は、宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』の世界を、KAGAYAさんが一場面ずつ丁寧にイメージしながら描き上げた作品です。長い間、本物の星空を見てきたKAGAYAさんならではの感覚が反映されている画集となっています。

目次

🌌 KAGAYAさんの紹介

KAGAYAさんは、星空をテーマにした写真や映像を手がけるクリエイターで、星景写真家としても知られています。実際に世界中を旅して撮影を行い、寒い場所で何時間も待ったり、遠い国まで出かけたりして撮られた一枚一枚には、星空への深い愛情が詰まっています。KAGAYAさんが描く星空はあまりにも美しく、思わず感動してしまいます。

🚂 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』について

宮沢賢治(1896〜1933)は、岩手県花巻市出身の詩人・童話作家です。代表作に『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『風の又三郎』『雨ニモマケズ』などがあります。自然や宇宙への深い関心を持ち、農業や科学にも親しみながら創作を続けました。1933年、37歳という若さで亡くなりました。「みんなが幸せにならなければ本当の幸せではない」という思いは作品にも強く表れており、今では日本を代表する文学者のひとりとして世界中で愛されています。

🚂 『銀河鉄道の夜』のあらすじ

病気の母を支えるため、貧しい暮らしの中で活版印刷所に勤める孤独な少年ジョバンニは、星祭りの夜、親友カムパネルラとともに不思議な「銀河鉄道」に乗り、天の川を渡る旅に出ます。美しい星空や不思議な乗客たちとの出会いを通して、ジョバンニはカムパネルラがすでにこの世の存在ではないことに気づきます。そして深い悲しみと向き合いながら、「本当の幸せとは何か」「大切なものとは何か」を見つめ直していきます。

 

🌟 【書評】作品の魅力

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』という物語を知っていると、一枚一枚の絵から自然と情景が浮かび上がり、そこに込められた深い意味が伝わってきます。華やかで美しい場面もあれば、静かで切なさを感じさせる場面もあり、文章だけでは想像しきれなかった物語の世界が、KAGAYAさんの手によって鮮明に描き出されていると感じました。

画集の一部を紹介

北十字から南十字へ

最初のページは単なる目次ではなく、旅全体の始まりを象徴する一枚になっています。夜空を横切る天の川が描かれ、北の空の白鳥座(北十字)から、南の空に光る南十字星へと向かう旅の流れが大きな構図で表現されています。

夜の軽便鉄道

物語の出発点を感じさせる一枚です。列車の車内に、淡い青い光が重なり、現実と幻想が交わる入口のような雰囲気が出ています。細部の描写からは、カムパネルラの気配を想像することもできます。

すすきの銀河

ページが左右に開く仕掛けになっています。窓の外には、銀色に輝くすすき原と静かに流れる川が見え、揺れるすすきの穂が風にそよぐように描かれています。その光景はまるで銀河そのものが波打っているかのようで、デジタルならではの繊細な表現が印象的です。

星野幻想

まわりにはりんどうの花が咲いていて、青い星空とよく合っています。画面にはやわらかな光を受けた草花が広がり、そのそばを川が静かに流れています。川面は星の光を映し、まるで地上にも銀河が続いているかのようです。

誰もいない待合室

静かな雰囲気の絵です。人のいない待合室に、窓からやわらかな銀河の光が差し込み、ベンチや床をそっと照らしています。色づかいは控えめで、ひんやりとした夜の空気が感じられます。時間がゆっくり流れているようで、物語の寂しさが自然と伝わってきます。

北十字

ページが左右に開くしかけになっています。こちらも大きく開くページになっています。ページを開く前は、黒い背景の中に「サウザンクロス行き」と書かれた切符がぽつんと描かれているだけですが、ページを開いた瞬間、景色は一変します。夜空いっぱいに白鳥座(北十字)が大きく輝き、その中を銀河鉄道が走っています。

プリオシン海岸

白い砂浜と青い海が静かに広がる一枚です。浜辺にはくるみの化石が見られ、波打ちぎわでは光を受けた水面がきらきらと輝いています。打ち寄せる波の音まで聞こえてきそうな、静かで美しい情景が広がり

蠍(さそり)の火を望んで

夜の暗い空の中に、赤く燃える火が描かれた場面です。この火は、さそり座に伝わる物語と深く結びついています。画集全体では青い色が多く使われていますが、この絵では燃える火だけがあたたかい色で強く光っています。この火はただの炎ではなく、大切な何かを照らす「命の光」のように感じられる、心に残る力強い一枚です。

天上への入り口

画面いっぱいにまぶしい光が広がり、白や金色に近い光が空からあふれ出して、すべてを包み込んでいるように見えます。この光は、魂が天へとのぼっていく道を表しているようにも感じられ、銀河の旅の締めくくりにふさわしい、神聖で印象的な一枚です。

サウザンクロス

夜空に輝く南十字星(サウザンクロス)が描かれ、その光は列車の窓を通って差し込み、光の筋となって周囲を照らしています。南十字星は銀河の旅の終わりに現れる大切なしるしであり、物語の締めくくりを象徴する存在として心に残ります。また、この絵は画集の表紙にも使われており、作品全体の印象を強く感じさせる一枚になっています。

まとめ

この本は、不思議な魅力を持つ画集です。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んだことがある方なら、物語とあわせて絵を見ることで、そこに込められた意味をより立体的に感じ取ることができると思います。まだ読んだことがない方でも、そのまま物語の世界に入り込める作品です。幅広い人におすすめできる一冊です。ぜひ手に取って読んでみてください。

 

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