天体観測は、晴れた夜空の下で行うものと考えがちですが、急な天候変化によって望遠鏡が雨にさらされるリスクは常に存在します。特に、山間部や海沿いなど天候が変わりやすい場所での観測は要注意です。今回の内容は、天体望遠鏡を効果的に保護する方法と、実際に使用したカバーのレビューをお届けします。
過去の失敗から学ぶ:天体望遠鏡を雨から守る重要性
天体観測中に突然の小雨が降り出し、反射望遠鏡の中に水滴が入り込んでしまったり、組み立てた望遠鏡を放置していたところ、霧雨によって望遠鏡がびしょ濡れになってしまった経験はありませんか?私も失敗から学んだことはたくさんありますが、また同じような失敗をしないために、事前に対策を講じることが必要です。
おすすめの天体望遠鏡カバーの選び方とその効果
天体望遠鏡を保護するために、私は最近、420Dオックスフォードクロス製のカバーを購入しました。このカバーは、120cm×160cmの大きさで、三脚や赤道儀を含む望遠鏡全体をしっかりと覆うことができます。価格も約5,000円前後と手頃です。
実際に使用してみた感想と効果
実際に使用してみた感想です。特に気に入った点は大きさです。今回、使用した赤道儀と鏡筒は、「ビクセンSXD2」と「センレストロン edgehd800」なのですが、地面近くまで覆うことができました。通常、三脚の下にはポータブル電源を置いているのですが、もし雨が降った場合でも雨にかかる心配はありません。
実際に天体観測時に使用してみると、しっかり水滴を防いでくれました。特に、防水性能が非常に高く、夜露や結露から望遠鏡を完全に守ってくれました。朝起きたときには、カバーはびしょ濡れになっていましたが、カバーの中にある天体望遠鏡や赤道機、バッテリーなどはまったく問題ありませんでした。また、カバーは軽量で、折りたたむとコンパクトに収納できるため、持ち運びにも便利です。
天体望遠鏡の保管時にも使えるカバーの活用法
天体観測が終わった後や、長期間望遠鏡を使わない時の保管にも、このカバーは非常に役立ちます。日光、雨、雪、ほこり、湿気から望遠鏡を守るため、天体観測を頻繁に行う方には特におすすめです。また、望遠鏡を組み立てたまま保管する場合にも、このカバーをかけておくことで、長期的な保護が可能です。
まとめ:天体望遠鏡カバーは持っていて損なし
天体望遠鏡カバーは、急な天候変化に備えるための必需品です。また、観測後の保管にも役立ち、望遠鏡の寿命を延ばすことができます。特に、天体観測が趣味の方には、ぜひ一つは持っておきたいアイテムです