天体撮影に出かける際、意外と悩まされるのが「電源の確保」です。普段の天体撮影には主にポータブル電源を使用しています。容量が大きく、複数の機材に電力を供給できるため、とても便利です。
ただ、近場で短時間だけ撮影するときや、数時間程度の撮影であれば、「わざわざ大容量のポータブル電源を持っていくほどでもない」と感じることがあります。また、撮影中にノートPCのバッテリー残量が少なくなってくると、「このまま最後まで撮影できるだろうか」と不安になることもあります。
そこで今回、「CIO モバイルバッテリー 100W ケーブル内蔵 20000mAh」を購入してみました。実際に天体撮影で使ってみたところ、思っていた以上に使いやすく、現在ではポータブル電源と使い分ける「サブ電源」として活躍してくれそうです。
今回は、主にノートPCの充電を中心に、その使用感や便利だと感じたところ、そして使ってみて少し気になった点まで、詳しく紹介したいと思います。
CIO 100W 20000mAh モバイルバッテリーを選んだ理由
このモバイルバッテリーを選んだ理由は次の4点です。
1.ノートPCをフル充電できる大容量と100W高出力
このモバイルバッテリーは20,000mAhの容量を備えています。単ポートで最大100Wの出力に対応しているため、スマートフォンやタブレットはもちろん、USB-C PD対応のノートPCにも給電できます。
2.ディスプレイ で実際のW数を確認できる
接続した機器に、現在どれくらいの電力が供給されているのかを「W」単位でリアルタイムに確認できます。例えば、ノートPCを充電しているときに「今、何Wで充電されているのか」が数字で分かるため、しっかり給電できているかをその場で確認できます。
3. ケーブル内蔵で忘れ物を防げる
本体側面にUSB-Cケーブルが内蔵されている点もメリットです。暗い撮影現場で「ケーブルを家に忘れた」という失敗を防げます。
4. コンパクトなサイズ感と重さ
高出力・大容量でありながら、コンパクトサイズです。
- サイズ: 約149.5 × 68.5 × 25.7 mm(一般的なスマートフォンに近いサイズ感)
- 重さ: 約390g(350ml缶ビール1本分+α程度の重さ)
実際に天体撮影へ持ち出してみても、機材バッグの隙間にすっと収まり、必要なときにすぐ取り出せるので便利です。


現場での使用感とノートPCの充電スピード検証
そこで今回は、普段の天体撮影で使用しているノートPC「HP OmniBook 7 Aero 13-bg」を使い、このモバイルバッテリーから充電した場合の充電時間を実際に検証してみました。
充電速度の検証結果
私が普段から使用しているノートPC(HP OmniBook 7 Aero 13-bg)を使って検証してみました。バッテリー残量は 30%です。検証条件は以下のとおりです。
実際に使ってみると、HP OmniBook 7 Aero 13-bgのバッテリー残量が 30%から100%まで約60分で充電することができました。もちろん、充電速度はノートPCの状態や使用中のソフト、バッテリー残量、温度などによって変化します。そのため、今回の結果はあくまで私の使用環境における実測値です。天体撮影の現場で「PCのバッテリーが減ってきたので、少し充電しておきたい」という場面では、とても心強く感じました。



ノートPC以外にも活躍する天体機材への給電
このモバイルバッテリーは、ノートPCだけでなく、さまざまな天体撮影機材の電源としても活用できます。例えば、カメラ用レンズヒーター、ビクセンAP赤道儀、Seestar S50、スマートフォン・タブレットなどの電源にも使えます。特に、長時間の撮影で機材のバッテリー残量が気になるときには、予備電源として持っていると安心です。



最大100Wの急速充電に対応
CIO 100W 20000mAh モバイルバッテリーは、最大100Wの急速充電に対応しています。100W対応の充電器を使用すれば、0%→100%まで約70分で本体を満充電できるのも大きなメリットです。
天体撮影に出かける前に「モバイルバッテリーの充電を忘れていた」と気付いた場合でも、短時間で充電できるのは助かります。また、外出先でバッテリー残量が少なくなった場合でも、100W対応の充電環境があれば、カフェなどでのちょっとした空き時間を利用して効率よく充電できます。

実際に使ってみて気になった点
全体的に非常に満足度の高いアイテムですが、実際に天体撮影現場で使ってみて一つだけ気になった点がありました。それは、「内蔵ケーブルの長さ」 です。
本体にスッキリ収まる内蔵USB-Cケーブルは持ち運びにとても便利なのですが、コードの長はやや短めに作られています。机の上にPCとバッテリーを並べて置く分には問題ありませんが、三脚に固定した機材や赤道儀、少し離れた位置にあるポートに接続しようとすると、内蔵ケーブルの長さだけでは届きません。そのため、機材の配置によっては、結局別途長めのUSB-Cケーブルを用意して持ち運ぶ必要があります。

まとめ
CIOの100W 20000mAhモバイルバッテリーは、「ポータブル電源を出すほどではないが、コンパクトで容量のある電源が欲しい」というニーズに、ちょうど応えてくれるアイテムです。「大容量のポータブル電源を持っていくほどではないが、撮影中のPCのバッテリー残量が心配」という場面には、活躍してくれそうです。
ノートPCだけでなく、スマートフォンや天体撮影機材への給電にも使えるため、さまざまな場面で活用できるのも魅力です。機材バッグに一台入れておけば、いざというときの予備電源としても安心ですね。

